和食が引き立つ「酢」

和食が引き立つ「酢」　〜歴史ある米酢と黒酢

和食にはやっぱり米酢。各家庭に1本は必須です。さらに、健康食品として、最近特に飲料としても人気の黒酢をピックアップ。

京都伝統の米酢『千鳥酢』

　江戸時代享保年間から造られている、京都伝統の手づくりの米酢。プロの料理人なら知らない人はいないと言われるほどの名品です。まろやかな味と香りで、つんとしませんので、酢がそのまま残るような料理にも最適。京料理はもちろん、寿司店や有名料亭で愛用されています。
　料理では、ちらし寿司や酢の物はもちろんですが、南蛮漬けや和風に味付けするマリネ、中華の酢豚、さらにはサラダの仕上げに一振りなど、何にでも使っていただきたい酢です。また、オレンジやリンゴなどと一緒に寝かしたものを炭酸水や水で薄めれば、自家製のフルーツ酢のジュースもできます。その他、村山造酢HPでも、さまざまなレシピが公開されており、さらに愛用している料亭のレシピ紹介もあって必見です。

フルーティーな『三年熟成玄米黒酢 桷志田』

　黒酢と米酢は、原料も製法も違います。米酢は精米ですが、黒酢は玄米ですし、黒酢は甕に入れて屋外におかれ、自然の中で長期間じっくりと熟成させています。鹿児島の福山黒酢の「三年熟成玄米黒酢 桷志田」は、3年の歳月をかけて熟成していますので、特に芳醇な香りと、美しい琥珀色を持っているのが特徴です。飲んでも美味しいので、フルーツやヨーグルトなどと一緒に楽しむのもおすすめです。
　料理では、煮物や漬物、ちらし寿司などの使い方の他に、中華料理との相性が抜群。あんかけや餃子のつけだれ、冷やし中華などはぜひ。一方、洋食にも合い、トマトの煮込みやマスタードなどに黒酢を混ぜると、味に深みを増し、ほのかな酸味が食欲をそそります。その他、福山黒酢HPでも、さまざまなレシピが公開されていますので、そちらもぜひ参照してみてください。