口コミ!話題の調味料 その2「醤油・魚醤」


口コミ!話題の調味料 その2「醤油・魚醤」

「醤油」と「魚醤」の話

「醤油」と「魚醤」の話

 「醤油」は日本人にとっては、長く馴染んだ万能調味料。料理はしないとしても、どの家でも欠かせないものと言っても過言ではないでしょう。海外でも「ソイソース」として、手軽に手に入るようになり、まさに日本人にとっては必須の調味料です。
  醤油は大豆と小麦を発酵させた液体調味料ですが、もともとは大豆を発酵させた味噌樽の底にたまった液体が始まりと伝えられています。庶民にまで浸透したのは江戸時代に入ってから。しかし、それ以前から発酵調味料があり、万葉の時代には「醤(ひしお)」と呼ばれるものがありました。醤にはいろいろと種類がありますが、原点は黒豆を発酵させたもの。つまり、醤油も味噌も醤の仲間なのです。
 醤は現在でも作られていますが、残念ながら日本においては、一般的なものではなくなりました。一方で、東南アジアなどでは、この醤の一種である「魚醤」が現在でも盛んに使われています。魚を主原料に発酵した液体、つまり魚の醤油です。

色々な「醤油・魚醤」

色々な「醤油・魚醤」

 醤油にはいろいろと種類がありますが、一般的に醤油と言えば、「濃口醤油」です。様々な料理に使用されますので、どの家にも必ずあるものと言えば、この「濃口」でしょう。一方、「薄口醤油」というのもあります。関西では、うどんのつゆなどによく使われることで馴染み深いでしょう。こちらは、濃口よりも熟成期間が短く、色や香りが薄くて、塩分が多めなのが特徴です。さらには、とろりとした濃度の「たまり醤油」。現在の醤油の原型と言われており、現在では、刺身に付けたり、煎餅や蒲焼きなどに使われたりするのが、よく知られています。
 一方、魚醤の有名なものは、アジアのもの。タイのナンプラー、そしてベトナムのニョクナムでしょう。いずれも料理には欠かせない調味料となっています。また、日本では牡蠣や雲丹の魚醤が産地のお土産として人気です。

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