口コミ!話題の調味料 その3「味噌」


口コミ!話題の調味料 その3「味噌」

「味噌」の話

「味噌」の話

 日本の味噌は飛鳥時代まで歴史がさかのぼると考えられています。その原型は中国から。しかし、独自に発展していきました。当初は貴族や寺院などでしか味わえない贅沢品でしたが、鎌倉時代には味噌汁として武士の間で流行、室町時代には裕福な町人たちによる醸造が始まり、江戸時代になって庶民にも広く浸透していったのです。まさに、味噌は、日本人の食文化を語る上で外せないものと言えるでしょう。
 味噌には、大豆と米を発酵・熟成させた米味噌や、大豆と麦の麦味噌、大豆の豆味噌などがあり、各家庭で作られるものでした。ですから、各地の風土や気候によって、日本には様々な味噌があります。

色々な「味噌」

色々な「味噌」

 最近、味噌の消費量が年々減少して来ているという報道が聞かれます。若い層の味噌汁離れが進んでいるとか。一方で、スローフードや自然食ブーム、さらには世界的に見られる日本食ブームで各地に浸透してきており、味噌を使った料理そのものは、変わらず高い人気を維持しています。
 そもそも味噌は種類が多いですが、代表的なものでは、赤味噌と白味噌でしょう。東北から中京エリアでは赤味噌、一方関西から西は白味噌が好んで使われています。最近では、味噌汁離れを意識した、手軽な新しい味噌の製品も次々と販売され、また韓国料理の人気から、韓国のコチュジャンや中国の豆板醤などのアジアの味噌もよく見られるにようなりました。

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