いろいろ使える「七味」

いろいろ使える「七味」　〜生七味と七味にんにく

　「七味」はメーカーによって原料が異なりますが、一般的には、唐辛子、焼唐辛子、芥子の実、麻の実、粉山椒、黒胡麻、陳皮（みかんの皮）の他、紫蘇、海苔、青海苔、生姜などが使われています。ですから、七味もこだわり出せば、江戸のもの、関西のもの、そして製造者によって、いろいろと集めたくなるものですが、ここでは、七味の変わり種をピックアップしました。

普通と違う生の味『生七味』

　七味と言えば、普通は乾燥したものをブレンドしていますが、その“当たり前”を覆した、生の「赤唐辛子、黄柚子皮、海塩、山椒、黒ごま、生姜、青海苔」を合わせた「生七味」。生ですので、素材の風味がそのまま残り、驚く程の美味しさが実現しました。海苔などと一緒に、そのまま温かいご飯にのせれば、七味の香りが立ち、贅沢の一品に。そばやうどん、鍋物の薬味として、炒め物や炒飯などの調味料として合わせれば、爽やかな辛味と香りが食欲をそそります。その他、久原本家HPでも、レシピが公開されていますので、そちらもぜひ参照してみてください。

料理を引き出す辛さ『七味にんにく』

　「一味唐辛子、乾燥ニンニク、陳皮、黒ごま、白ごま、青海苔、麻の実、けしの実」の七味に、にんにくの粒をブレンドした早池峰の「七味にんにく」。食べやすい辛さで、にんにくも強い匂いは残りませんので、いろいろな料理に試してみてください。なかでも、おすすめは、うどんやそば、ラーメンなどの麺類、漬物、焼き肉などに一振り。また、マヨネーズに混ぜて“七味にんにくマヨネーズ”を作ってディップにしたり、キャベツやポテトに和えてもピリ辛の一皿になります。